子どもの頃から、私の性格はいつも「悠々自適でマイペース」そのものでした。自己紹介のためにエピソードを挙げようとすれば、枚挙にいとまがありません。
一、新埔工専(現在の聖ヨハネ科技大学)に通っていた頃、週末に実家へ帰ろうと校門の外のバス停へ向かった時のこと。大勢の学生がすし詰めのバスに群がっているのを見て、私は迷うことなくバス停のベンチへ歩み寄り、柱に背を預けてそのまま深い眠りに落ちてしまいました。結局、通りかかった顔見知りの教授に起こされるまで爆睡していました。
二、淡水の大屯山へ古道トレッキングに出かけた時のこと。歩き始めて間もなく、登山道脇の清流に転がる巨大な岩があまりにも気持ちよさそうに見えたため、思わず腰を下ろしてうたた寝を始めたら、そのまま数時間が過ぎ去っていました。
三、武陵農場でキャンプをした時、森の木立の間を舞う蝶の姿をぼんやりと見つめているだけで、午後の半日があっという間に終わってしまいました。
四、教室の椅子に座り、機械式腕時計の内部で噛み合う微小な歯車とテンプの規則正しい回転をただ見つめているうちに、30分が静かに消え去っていました。
五、日本を旅行した時のこと。本来ならタイトに観光地を巡る予定だったはずが、上野の国立西洋美術館へ足を踏み入れ、息を呑むほど美しい1枚の名画の前のソファに座って見惚れているうちに、丸々1時間が跡形もなく蒸発していました。
……などなど、数え上げればキリがありません。
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