照りつける真夏日、手持ち無沙汰な時間。暑さを吹き飛ばす最高の選択肢とは何か?――言うまでもなく、一人での台湾一周バイク旅です。

もっとも、資金もろくに持たずに一人で走り出し、屏東のガソリンスタンドで無銭給油になりかけた間抜けな男(私です)にとっては、多少の問題はありましたが。

無計画な旅!それは一つの哲学です。新竹で学生生活を送っていた頃、仲間たちとバイクであちこち探検に出かけましたが、いつだって完全な思いつきでした。綿密に計画を立てたところで、当日になれば予定外のトラブルに見舞われるのが常。それなら最初から計画など立てない方が潔いというものです。

もう一度台湾で同じような無計画旅をするかと聞かれれば、おそらくもう機会はないでしょう。今、私の心はヨーロッパへと向いています。国際列車での大陸横断も魅力的ですし、レンタカーで走り回るのも爽快でしょう。途中でエンストしたとしても、それすら旅のスパイスになります。

そして最初の目的地は、絶対にイギリス・ロンドンでなければなりません。私自身が無類の英国好きであることに加え、ロンドンの地理的位置はまるでボードゲーム「モノポリー」のスタート地点(振り出し)のようだからです(笑)。ヨーロッパ一周に興味のある方は、ぜひ声をかけてください。

定点滞在の旅行なら、行きたい場所は山ほどあります。

エジプト、インド、オランダ、イタリア、スイス、ドイツ、オーストリア、タヒチ、ハワイ、サイパン、日本、南極、サハラ砂漠、ギリシャ、ニュージーランド、チリ、南アフリカ、ブラジル、ラスベガス、ペルー、モロッコ、イギリス、オーストラリア、ネパール、スリランカ、チェコ。少々欲張りすぎでしょうか?

それぞれに個人的な理由があります。単に観光地だからというだけでなく、例えばオーストリアは映画『サウンド・オブ・ミュージック』が好きだから、タヒチは祖母の家がある桃園「大渓(ダーシー)」と響きが似ているから、ブラジルは2002年W杯を圧倒的な実力で制した聖地を踏みたいから、といった他愛もない動機ばかりです。

とはいえ、私はプロの冒険家でもナショナルジオグラフィックの専属写真家でもありません。年に一か所巡るとしても26年かかります。途方もなく長い年月を思うと、すべてを踏破できるのか自分でも半信半疑ですが、夢を見るのはいつだって自由です。

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