アメリカ前大統領 Donald J. Trump。台湾における中国語訳名「唐納.川普(Donald Trump)」は、すでに定着して久しい事実だ。
しかし、中国大陸のネット民によるパロディ「川建国」を別にすれば、もしブランドマーケティングの視点から発想を転換し、彼を「創璞(Chuang-Pu)」と訳してみたらどうだろうか。案外、こちらの方が面白いかもしれない。
不動産王から高級レジデンスへ
このひらめきは、淡水の実家へ帰る途中で目にした、ラグジュアリー感を極めた一連のマンション広告看板から得たものだ。Trump を「創璞」と訳すことには、次の二つの利点がある。
- 発音:本来の英語の音韻(トラップ/トラムプ)により忠実に響く。
- 語義:革新を創り出し(創)、無垢な原石を磨き上げる(璞)という意味合いを持ち、不動産開発と豪華絢爛な建設事業に情熱を注ぐ彼のイメージに完璧に合致する。
このネーミングセンスは、近年台湾で高級タワーマンションを売り出す際に好まれる優雅な命名手法そのものだ。名前を変えるということは、単に呼び名が変わるだけでなく、世界を見る政治的なパースペクティブを切り替えることでもあるのかもしれない。
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